味覚の前借り

無知の知 of ムチムチ 普段公にしないオ○ニー記事

IT革命、AIの台頭、みたいな

最近、インターンシップの情報収集をしていくうちにIT、AIといったモノに対して少しずつ興味が湧いてきました。「IT革命」なんてよく聞く言葉ですが、ぶっちゃけ何がITなのかもよくわかりませんでした。デジタルネイティブの世代にはイマイチ認識のしにくいものがITなのでした。

IT化とは要するに、従来まで物理的にやり取りしてきたものを電子化して、パソコンなどでそれを行うことなのです!例えばメール、通販、本、音楽、さらには通貨(暗号通貨)などなど。最近ではスマートフォンタブレットの普及、GPSなどの技術によってほぼ全ての物事がIT化されています。

それだけならまだ雑務的な仕事の需要が減るだけなのですが、今はAIの技術の進歩がすごいスピードで進んでいます。2045年には人間の知能を超えるのではないか?とまで不安視されています。例えば、看護、農業にまで最近は実用化がされているそうです。

AIの定義はイマイチよくわからないのですが、以前YouTubeで物理演算エンジンの中で人に似た物体を人工知能を用いて歩けるようにする、という動画を見ました。IT技術の中ではこの問題に対して、その物体が歩けるように人間がひとつのプログラミングを作るといったものです。

しかし、AIでは全く異なる方法で歩けるようにします。仮にスタート地点をXとします。そしてその物体の動かせる部分を手と足とします。次に、乱数的にその手足をある一定時間動かせまくります(乱数的なプログラミングをAIに作らせる)。そしてXから1番離れている("点数"の1番高い)プログラミングをもとに更にそれに同じように乱数的なプログラミングを重ねていきます。これを何百回、何千回と繰り返すうちに、その物体はほぼ人間と同じような歩き方になるそうです。

要するに、歩くプログラミングを人間ではなく人工知能が作っているわけです。怖い話です。このような人工知能の処理能力が今までの単一的なIT技術とは一線を画すところなのかなと分析されます。上記の例はおそらく人工知能の中でも最も理解しやすい話であると思いますが、このような流れで様々な高度な人工知能が開発されています。

ではこの人工知能の発達によって自分たちの生活はどうなっていくのか?ということも少し考えました。まず考えられるのが失業率が多くなるということです。今まで人間が少し頭をひねってやっていたことはAIに取って代わられてしまうのでは?と思います。そこの明確な線引きは非常に難しいです。

経済的な面では、資本の独占化が進んでいくのでは?といったことです。人工知能など新しい産業が到来してきた時にはそれに投資する大きな資本が必要です。歴史的に見れば第二次産業革命などが例として挙げられます。今のアメリカではGAFAが大きいでしょう。その独占を守るためにシンクタンクなどを経由してファーウェイを追い出したのでは?とも思います。ところで、米中貿易戦争が昨今の大きなニュースとなっていますが、僕自身の予想としてはそこまでは大きな問題には発展しないであろうと思います。いくらトランプであれ、国債の大きな担い手である中国にこれ以上大きな口出し(関税の引き上げなど)はできないだろうし、中国も東南アジア、南アジア、東アフリカ、東ヨーロッパなどへの経済進出(一帯一路)によってそこまで痛手を被るとも考えにくいし。

話が逸れましたが、資本が独占される!ということです。しかし、怖いのがその大手企業の経営不振がもたらす影響が計り知れないほどに大きいということです。あまりにグローバル化が進んでいます。2009年のリーマンショック以上の影響があるかもしれません。

このように課題としては、雇用の減少、資本の独占などが挙げられます。資本の独占は資本主義社会では避けられないです。危機が訪れたときには、社会主義を訴えたマルクスファシズムを推し進めたヒトラーのように根本的な改革を煽るカリスマが現れるのではないかな。

雇用の減少に関して。もし資本、雇用がほんとにごく一握りの人間によって支配されて、格差がとてつもなく大きくなったときはどうなってしまうのでしょうか。AIのおかげでサービス、食料、などなどあらゆるものの価値が下がって暮らしやすくなると思いますが、結果として国、独占企業が99%の国民に対して資本を与えるベーシックインカムのようなことが起こり得るのか。

ではそのような状態で残り1%の中に入っていく人間はどのような人なのだろうか?それは上記の例で言ったら、"点数"の基準を変えるようなクリエティブな思考のできる人間なのでは?と思います。環境問題を訴えたレイチェルカーソンなどはこのような人物なのでは。GDPを上げること="点数"が高い、という思考に包まれていた世界に新たな価値観を植え付けたのでは。ま、この仕事までAIに取られたら打つ手なしかも知れませんね。

僕がもし外資系の総合商社に入社できたら〜と最近考えているのですが、その中でやってみたいクリエティブ?なことは、西アフリカへの投資や中国企業と連携した東欧進出などです。西アフリカはある程度アフリカの中では発展している国が多いのですが内戦や植民地由来のモノカルチャーな体制が多数を占めています。そのような場所で格安のスマートフォンを売りつけてみる、それを利用したサービス(宅配、サッカーが人気なのでDAZNのようなサービスなど)の導入の検討などを色々な企業に勧めてみたいです。また、最近ゼミで勉強したのですが東欧というのも大きな投資先として中国にここ数年注目されているそうです。例えばギリシアピレウス港では中国企業が物流の多くを担っています。さらには北欧にまで、特にフィンランドなども中国の大きな投資先となっています。さらにそのフィンランドにいく航路として北極海を使うなど!!!すごくロマンのある話です。この流れに乗じて自動車など日本の強みを未だ見ぬ投資先にアピールするよう促すのも商社としての楽しみなのではと思います。

最近は、上記の米中貿易戦争、香港のデモ、イランの爆発、携帯会社の違約金の大幅値下げ、G20、米中首脳会談、参院選、消費税増税などなど興味深いニュースが多すぎて知的好奇心が治りません。レジ袋が有料化される見込みだそうです。嫌ですね、